January 22, 2008
「 奇祭 」
もしタイプーサムに興味があるようでしたらご案内しますが・・・・
というありがたいお誘いを受け、インド人の祭りタイプーサムに行って来ました。
タイプーサムとは、ヒンドゥー暦の10月である「タイ」月の満月に行われる南インド発祥のお祭り。
今年は、23日がタイプーサムで22日からお祭りの行進が行われるとの事。
そういえば、昨年YAHOOのニュースでタイプーサムの写真を見て驚いた記憶があるのですが、
まさかそのタイプーサムのお祭りがペナンでされてたとは・・・・
あまりに危険なお祭りゆえ、本場インドでは禁止、現在はマレーシアとシンガポールだけとか。
会場近くになると、渋滞に加え、頭に御供え物をのせたたくさんのインド人の姿が!

もともと何のお祭りなのか?
その昔、シヴァ神が2人の息子ヴィナヤガール神とムルガ神にどちらが先に世界一周出来るか?
と知恵比べをした所、兄のヴィナヤガール神はシヴァ神と母のパールヴァディ神の周りを一周し、
私の両親は私の世界。私にとって世界という観念と両親という観念は同一です。
と父シヴァ神を喜ばせたという。
一方、弟のムルガ神はそんな事になっているとは露知らず、孔雀にまたがり世界一周を無事終了。
これまでの経緯を聞き、怒ったムルガ神はバラニ丘の上に立てこもってしまいました。
そんなムルガ神を哀れに思ったシヴァ神は、ヒンドゥー教徒にタイ月の満月の日にムルガのために
祈れと言われたのが起こりだそうです。余談ですが、孔雀ってそんなに走れるのでしょうか???
その後、タイプーサムの日には、ヒンドゥー教徒たちは、身を清め、ムルガ神の神輿などを担ぎ
行列を作ってお祈りに出かけるのですが、中でも何かをムルガ神に祈願してそれが成就した信者、
または願い事がある信者は神輿の他に頬や背中に鉄串をさすなどの苦行を行いながら歩きます。
たぶん、その行為があまりに危険なため、インドでは禁止されたのではないか・・と思われます。
話は戻ってタイプーサムの会場へ到着した訳ですが、物凄い人込み!
普通の道路が通行止めになっていて、まるで歩行者天国のような盛り上がり。
道の両サイドにズラーっと並ぶ神様の祠。どうやらその祠は、スポンサーが出資しているようで、
インド様式の看板の下にはバッチリメーカー名が入っていました。伝統的な行事なのに笑えますね。

そしてインドといえばミュージック。
地響きするくらいの音量でインド系ダンスミュージックが至る所から流れています。
あまりの音量に耳が壊れそう~
こちらは、伝統的なインドのダンスらしく、若者達が竹馬に乗って踊っていました。さすが器用。

その周りには、たくさんのインド人の男性が首を振って踊り狂ってました。
まさにトランス状態とはこの事!
途中、移動する祠に遭遇。どうやらこの祠に乗っている人が、一番偉い人らしく、
巡礼中のインド人達は、この祠の人達からもらえるモノを喜びながら手に取ってました。

それにしても、この祠の周りは物凄い人だかりです。まるで日本の花火大会のような人込み。
人生上、これほどのインド人に囲まれる事は、今回が最初で最後となるでしょう・・・
どこを見てもインド人インド人インド人・・・。ワタシ相当目立ッテマース・・・・みたいな。
祠の前には、なんと牛さんが!!!そういえばヒンドゥー教では牛が神様でしたね。

この牛さん、この祠を引くために綺麗な花の飾り化粧をしてもらってました。なんともラヴリー♪
そして、出ました!!!鉄串さしの巡礼者の一行が続々と・・・・

痛そうなのと、やはりあちらは巡礼中なので・・・という事で、アップ撮影は自粛する事に。
しかしながら撮影される事に慣れているようで、たくさんのフラッシュがたかれてました。
それにしても痛そう!本気で痛そう!!!!
なんてったって、背中にフック船長のような鉄のくさびがいくつも引っかかってるんですから!!
しかも、それをわざわざ人がこれでもか~!!というくらい引っ張る引っ張る引っ張る・・・・
案内人曰く、神への苦行なので全く痛みは感じない・・と言っていましたが、絶対痛いはず!
最終地点までに行く途中、お祈りを終えた巡礼者とすれ違いましたが、
どうやら鉄串巡礼だったようで、口の周りが布で巻かれてたのですが、血がべったりと・・・
そりゃ血も出ますよね。口だけならまだしも、背中にこれだけの針となると、本人も
何がなんだかわからなくなるのでしょうか・・・・ばい菌が入らないか個人的には心配です。
中には、鉄串をさしたまま、音楽に合わせて踊っている人もいます。
そのガッツ・・・尊敬いたします・・・・・・
そんな中、またもや鉄串巡礼者に出会いました。

こちらは、背中だけではありません。
暗いのできちんと写っていませんが、この若者はなんと顔にも鉄串が~~~
まずは額に直径5ミリのような串がグサリ・・・
頬には各サイド20箇所くらい小さな飾りのある針が突き刺さり、、、
そして口には唇の端から端まで串が貫通しておりました・・・・
右端に写っている男性が、どうやらこの巡礼者をリードしているらしく、
若者に一生懸命何か話しかけているのですが、どうやら針を刺した若者は、
ちょっと・・・痛すぎて無理・・・・
とでも言ってるような雰囲気で何度も首を横に振っていました・・・
右端の男性は「おまえなら出来る!!」とでも励ましているのでしょうか・・
なかなかその若者は前には進みませんでした・・・
そりゃ、痛いよね・・・あんなに派手にしなくてもね・・・
なんて思いながら貴重な夜を過ごしたのでした。
確かに奇祭!
by terumi : January 22, 2008 01:48 PM
