February 03, 2008
「 フランス3日目 」
朝食を食べにレストランへ。
朝食を食べたレストランが良かったと皆口を揃えたようにクチコミサイトに書いてあったので、
このホテル内にそんなレストランがどこにあるのやら?と思っていると、どうやら別館らしく、
早朝から木枯らしが吹く坂道を凍えながら3分ほど登った所にPoulardというレストランが。
確かに全面ガラス張りの窓からはモンサンミッシェル湾が見渡せて景色は抜群!
どうやらビュッフェ形式らしく、まずマダムにコーヒー、紅茶、ショコラかを聞かれました。
コーヒーが飲めない私はショコラで。ビュッフェコーナーには、パンとヨーグルト、チーズのみ。
パンは冷めてましたが、結構美味しかったような気がします。さすがフランス。

急になんだか明るくなってきたので、窓を見るとそこにはピンク色の地平線が!

あまりの美しさに動きが止まってしまいました・・・・。やはりクチコミは偉大。
きっと今、駐車場に行くとピンクに染められたモンサンミッシェルが見られるのだろうな~
と思ったのですが、日が昇り始めると早いもの。レストランを出る頃にはすっかり朝に。
その後、チェックアウトをしロワール方面にドライブ。
結構走りました・・・ミシュランサイトではモンサンミッシェルから目的地のトゥールまでは
片道4時間の行程。しかしながら、ほとんどが高速道路だったので快適でした。
予定通り昼食までにトゥールに到着。そこから少し北上してブロワへ。

あいにくの日曜日。フランスの日曜は、閉まっているお店が多いのが不便・・・。
ブロワ城近くで見つけた唯一開いているっぽいイタリアンレストランでスパゲティを。

フランスでイタリアンとは若干変ですが・・・パスタの食感、そして味はイマイチでした。
食事が終わってからブロワ城見学。ガイドブックには入場料が必要と書かれてたのですが、
受付の人にいきなり国籍を聞かれたので”日本”と答えるとなんと無料に!!なぜ?
英語が話せる係りの人が丁寧に順路を教えて下さり、英語パンフレットを頂きました。
中に入ると中庭を囲むように13世紀から17世紀にかけて造られたお城が建っています。
ブロワ城はそれぞれの時代に増築して建てられた様々な様式の建物が混合しており、
4つの時代の建築様式が一気に見学出来るお城で有名です。

こちらの建物はオルレアン公ガストンと呼ばれており、未完成だとか・・・
しかしながら中はそんな事をこれっぽっちも感じさせない仕上がりです。

途中でピアノを発見しました。とてもアンティークでキュート!

こじんまりとしていますが、華やかな模様の壁紙やステンドグラスが素敵でした。

当時の雰囲気をかもし出すべく、部屋の装飾品もこだわっています。ただし、残念ながら
当時のものではなく、ブロワ市が21世紀に入ってから特別に造らせたものとか。

かわいくて見ごたえたっぷりのお城でした。無料というのが何より嬉しい!
その後、更に北上してシャンポール城へ。
実は、シュノンソー城をまわってからシャンポールに行く予定でしたが、夫の体調が気がかりで
シュノンソーはパス・・・シュノンソーかシャンポール、どちらかの城がとても素晴らしいというのは
クチコミないし以前ブログに書き込みをして下さったMasahiroさん情報で知っていたのですが、
シャンポールと自分で勘違いしてしまったのでそのままシャンポールへ・・・・。あぁ私のバカ~!
こちらもスムーズに到着。ブロワからそんなに離れておらず、だいたい20分ほどで着きます。
ところが、シャンポール城と看板には書かれているのに、いつまで経っても城は見えず・・・・・
森のような所に迷い込み、不安がよぎったその瞬間、いきなり平地にお城登場~!
これが俗に言う”門から玄関まで車で15分”という事なんですね。広さにビックリ!参りました。
とにかくこのお城、大きいです!存在感に圧倒されそうなくらい、これぞまさに”城”という感じ。

どうやら調べた所、ロワール渓谷に点在するお城のうち最大の広さだとか・・・・
このお城の設計者は確定されておらず、お城には珍しい左右対称のデザインになっています。

期待を胸に中へ・・・がしかし・・・

あ、あれ?何もない~ただただ暖炉で薪が燃えているだけ・・・
豪華なシャンデリアでもなく、普通のイスがポツン・・・
しかも広い館内なので余計空きスペースが目立ちます。
とりあえず、他の階は違うだろうと思い上へ・・・展望台の広場が出てきました。
お城の前には、これまた左右対称に整備されつくされたお庭が・・・・。

お城上部の細かい部分です。細部まで緻密に計算されたかのような細かなデザイン。

しかし中は本当に何もありません。歴史的価値の高いお城ですが、外枠だけとはなんとも寂しい。
階段を下りて戻ることに。ちなみにこの階段はこのお城の中で一番有名な所かもしれません。

ダヴィンチが設計されたとされるこちらの螺旋階段は、2重高層になっており、3階まで
誰とも会わずに昇降出来るようにデザインされています。螺旋階段の内側はこんな感じ。

確かに存在感があるお城でしたが、内装は一切何もありません。
お城見学に華やかさを求めるのであれば、あまりオススメ出来ないかも・・・
後々、シュノンソーが一番オススメというコメントを改めて見て、悔しい思いをした私でした。
時間も押してきていたので、ホテルに。
今日のホテルは、フランス滞在中一度はシャトーに泊まってみたいという希望からシャトーで。
このホテルもクチコミサイトより発見しました。
とにかくもてなしが最高で料理が絶品という所に惹かれてメールで予約。
気分新たに駐車場に戻って車を出そうとすると・・。エ、エンジンがかからない・・・(大汗)
何が起こったかわからずしばし呆然とする私達。何度エンジンをかけてもエンストばかり。
まさかこの1時間ほどの間にガソリンが凍ったとか?しかしながらここはフランス。
冬で寒いですが、雪は一切積もっておらず原因がみあたらないだけにどうして良いか・・・
正直かなり焦りました。時刻すでに5時前。あたりもだんだん暗くなってきました。
ここはシャンポール・・・ロワールの田舎街かつ森の中・・・。更に不幸なことに今日は日曜日。
考えるだけでゾっとしました。なにせ英語があまり通じないフランス。
その上定休日の日曜に電話をかけた所で誰が来てくれるのでしょう?
夫の体調も万全でない今、この森でエンジンがかからない車と一夜を過ごすのは危険すぎます。
もうダメかも・・・
と夫と観念してHertzの緊急連絡先に電話をしようとした瞬間、奇跡的にエンジン復活!
これほど嬉しかった事はありません・・・(泣)
とにかく走れる所まで走ろうと慌ててシャンポールを後に。寿命が縮まる思いでした。
なんとかホテルまで走り切って到着。
トゥールから20分ほど走ったEsvres sur Indre地方にあるChateau de Villaine。
周辺でホテル探しに迷いましたが、インフォメーション看板で場所を確認し、ホテルの明かりを
見た時は本当に感動しました。更にオーナーが入口でお出迎え&荷物を運んでくれました。
まさにクチコミどおり”旧友のようなおもてなし”です。
他のシャトーも検討しましたが、行程上不便な所にあったり、値段が高すぎたり・・・・・
こちらのホテルはシャトーというより館のような感じですが、アンティークで赴きがあります。
通された部屋がこちら。今まで宿泊していた部屋とは比べ物にならない程広い~!!!
やっぱりシャトーにして良かった・・・としみじみ思った私でした・・・・。

ドアを開けるとまずはメインベッドルーム、そして奥にはミーティング?ルーム。
さすがに寒いので1度きりしかドアを開けませんでしたが・・・

部屋のいたるところにはアンティークの調度品が。
床を歩くとギシギシと音がして、なんだか中世時代にトリップしたような気がします。

シャトーホテルではありますが、シャトータイプのペンションのような感じ。
主にオーナー夫妻で経営されており、スタッフは夫妻2人のみ。

今日は私達の他にお客様がいらっしゃらなかったようで、非常に館は静まり返っていました。
オーナーはオランダ人でオランダ語、フランス語、英語を話されます。
この時点でフランスに3日滞在しただけですが、ほとんどのフランス人はフランス語しか話さない
という事を理解していただけに、英語が話せるオーナーは貴重で、私達にとっても助かりました。
もちろん私は英語が話せませんが・・・(--;)
夕食は、マダムの手料理で。クチコミでは、絶賛されてたのですが、緊張する事が1点。
それは、オーナー夫妻と一緒に食事を楽しむという事です。
クチコミでは、フランス語もしくは英語が堪能でないとホテルのホスピタリーさを感じられない
と書かれてあったので不安でしたが、そこは夫に任せる事に・・・・・
頼んだぞ・・・と言わんばかりに今なお熱がある夫に会話を委ね、時折笑顔で私は返答。
まず通された部屋はリビング。暖かい暖炉の前でオーナーが食前酒の振る舞い。
いきなり聞かれたのが、このホテルをどうやって探したか?という事。
2つもクチコミが掲載されていたので、よほど日本人客が多いと思ってたのですが、
ほとんどのお客さんはオーストラリア人とか。日本人客は、今までお医者さんと、
フランス日本大使館勤務の日本人だけだと・・・
というともしかしてそのクチコミの人達だけしか泊まってなかったという事か?とビックリ。
相当チャレンジャーな事をしてしまいました。もちろん1人なら選ばなかったでしょうけど。
夕食の準備が出来たようで、マダムの鈴の合図でダイニングルームへ。
暗闇に灯されたいくつものろうそく。雰囲気もテーブルコーディネートも全て素敵!
更に料理がこれまた美味~オーナーおすすめのワインとともに食事がすすみます。
まずは前菜。写真を撮影出来なかったのは残念ですが(さすがにパシャパシャ出来ない)
何かのパテのようなもので絶品。その後、メインが鶏と思いきや鴨のお肉!
スペシャルな作り方で作られてるらしく、その下準備のおかげで長期保存可能とか・・・
付合せに焼きりんごが添えられてたりと、どの料理も手が込んでいてクチコミ通りのおいしさ。
オーナー夫妻と会話を楽しんでいるとすっかり夜もふけ・・・
会話の内容は、わからない部分も多かったですが、とてもわかりやすい発音で、
聞き取りやすかったような気がします。きっとこちらに気を遣ってくれてたのでしょう・・・
デザートの前にチーズの盛り合わせ。初めて口にするチーズもあったり、どれも美味でした。
ラストはデザートと紅茶で。デザートは手作りのチョコレートムースでした。
これも絶品!レシピを聞くと70%カカオのチョコで作らないとダメなの!と言っていました。
お料理にワインがついて1人32.5EURは、素晴らしいコストパフォーマンスだと思います。
英語が話せる人で、人から干渉されるのが苦手でない人にはこのホテルは本当にオススメ!
気付くと時計の針は11時半。というと4時間も話していたという事!?
まるで親戚をもてなすような丁寧さに感謝し、館での夜は更けていったのでした・・・・
by terumi : February 3, 2008 09:28 AM
